2018.10.27 分銅の話
朝夕はめっきり冷え込んできました。周りには、「秋の花粉症」に苦しんで人が多いですが、酷い「肩こり」に苦しんでいるYです。
目的は「分銅検査」、1・10・100gを実施しました。
仕事柄毎日数十回と、「電子天秤」で重量を量ります。
信頼性を向上させるために、保有している「分銅」で点検、校正等を行ないます。
この「弊社分銅」が正しいのか、更に上位になる「県所有の分銅」と比較したわけです。
分銅の持つ最大許容誤差に応じてJIS7609が規定されており、今回対象のM1クラスに無事合格しました。 「県所有の分銅」も更なる上位の「国所有の分銅」と比較、
「国所有の分銅」も更なる上位の分銅と比較して、精度を担保していくシステム(トレーサビリティ)になっています。
では、最上位は???
それは「キログラム原器」として、フランスに保管されています。白金90%・イリジウム10%の合金です。いまどき古典的だと思いませんか?
実は、新たな定義(アボガドロ定数→プランク定数→キログラム)への変更を、来月開催の国際度量衡総会で審議するようです。
体重を量る時「キログラム原器」がどうなるのか思いを馳せれば、下手なダイエットを試すよりいいかも・・・。