2020.01.31 エネルギー・資源学会 2020年 1月
少し遅くなりましたが、
新年あけましておめでとうございます。K です。
去る 1月 28~29日と、東京大学の駒場キャンパスにおいて「エネルギー・資源学会」の学会発表が催されました。2日間にわたって、企業や大学の開発者・研究者による発表が、いくつものセッション(テーマ)で、行われました。
日本の優秀な方々による、ありがたいお話を聞いて、少しでも小生の、業務に対し反映させ、地球環境への貢献ができれば、という思いで参加させていただきました。
10年程前より、本学会の学会発表には、たびたび参加させていただきましたが、以前は、私の技量不足だったのか、発表テーマへの関心が薄かったのか、正直、身に残らなかった印象でしたが、
昨今は、地球環境問題(温暖化)が、台風の大型化や、ゲリラ豪雨による水害など、危機的な状況へと向かっていることが、肌身に感じられるような、時代になったせいか、発表者のテーマも、切迫感を感じられるものばかりで、興味深く、印象に残るものが多くなりました。
アジア・アフリカ地域の途上国は、生活の水準の向上を目指すために、エネルギー需要が増大するため、安価である石炭などの化石燃料の使用が増えていきます。
経済と環境の両立は難しいことですが、優秀な方々による、実測データを用いた解析と考察により、普段では考えない、いま世界・地球規模で起きている実像を示していただき、ともに解決する方法を考えていこうとする場でありました。
台風や地震に対する電力ネットワークの強靭化や、再生可能エネルギーを増やしていくための課題(太陽光・風力は天候まかせ)、太陽光パネルとバッテリーを組み合わせても、天候不順が続くと火力発電などに頼らざるを得ない等々、諸々たいへん身になりました。
昨年は、リチウムイオン電池での吉野先生のノーベル賞受賞もありました。携帯・スマートホン・モバイルデバイスの発展も、リチウムイオン電池があったからこそです。
今後も、リチウムイオン電池のさらなる進化・人工知能 AI ・ブロックチェーン・量子・バイオなどのテクノロジーを駆使して、地球温暖化・経済その他の諸々の課題(宿題)を、我々人類がともに解決しなければならない時代と存じます。
北欧の学生である、グレタさんが若い方々の声を代弁してくれました。本当に危機感を感じなければならない時代です。
弊社におきましても数年前より、捨てられている廃熱(100度未満)より発電が可能な「バイナリー発電システム」の開発を継続しておりますが、人・モノ・金に乏しい中小企業ゆえ、時間を要してしまっております。この度、東京大学における学会発表において、小生が質問・意見などの交換ができたことで、関係された方々への新たな課題やヒントになり得たとしたら、せめてもの救いでございます。
もちろん、弊社による「新環境ビジネス」の構築も最重要なことでありますので、今後とも励んでまいります。
本年も、弊社の「環境資源分析」「環境コンサルティング」「環境エンジニアリング」への、ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
また、「新型コロナウイルス」へのご注意および、ご自愛ください。いっときでも早くの事態の収束と、この度、罹患された方々のご快復をお祈りいたします。