Re(レニウム)の話

Re(レニウム)の話information

分析

Re(レニウム)の話

先月は分析量がキャパオーバーに陥り、顧客様には納期等で大変ご迷惑をおかけ致しました。体制の整備、更なる精進に努めますので今後もご贔屓に願います。

話変わって、先日「Re(レニウム)」の分析依頼をいただきました。

馴染みの少ない元素だと思います。弊社も定量試験は、過去10年間で3検体のみでした。

このRe、高融点(3,180℃)・高密度(21.2g/cm)で元素単体だとそれぞれ3番目・4番目になります(私の手持ち資料に基づく、以下同様)。ちなみに、それぞれの一番は、C(3,500℃以上)・Os/Ir(同値で22.5g/cm)。

お金があれば、「Reの文鎮」を造ってみたいです。

主な用途に、

「ジェット戦闘機エンジンのタービンブレード用ニッケル鉄超合金の添加剤」があるようです。このご時世なので需要が急増するのは考えものですね。