2016.01.05 2016 新年のご挨拶 新エネルギー研究開発 その3
新年あけましておめでとうございます。
K です。
昨年は中頃よりギリシャ破たん問題、中国経済の失速、欧州への移民流入などその他諸々、世界全体で景気にとっては逆風の年でありました。今年は南米初のリオネジャネイロ・オリンピックのある年ですし、人々が安全に世界中を渡航し、自国以外の文化や人々などとふれ合い、宗教や思想などの違いも乗り越えて、お互いのことを考えられる平和な年であってほしいものと願います。
また昨年末 12月は、フランスのパリにおいて気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP 21)が開催され、温暖化対策の国際枠組み『パリ協定』が採択されました。地球人口の増大と、よりよい生活の質を求めエネルギーに対する需要はますます高まる中、各国とも目標を定め、温暖化ガス(CO2)の排出削減に取り組んでいかねばなりません。
弊社は、金属資源リサイクル業のお手伝い(分析コンサル)をたずさわっておるのですが、金属資源のリサイクルは、天然の鉱石から金属を抽出精製するのに比べると、はるかに省エネであります。(例えば、アルミなら天然鉱石抽出と比べ、わずかに 3% のエネルギーで再資源化)しかしながら、2050 年の世界経済規模は今の 3倍ですから、残念なことに過剰なエネルギーを投入し、天然鉱石の採掘は続くものと思われます。
より直接的な地球環境への貢献として、先にブログでもご紹介いたしましたが、再生可能エネルギー(地熱発電)に関する研究開発に取り組んでおります。昨年は、春にようやく発電に成功し、昨年末にいたるまで、実証機による発電エネルギー効率の向上に励んでまいりました。なんとか12月末ギリギリに、ボーダーラインとして設定していた効率を達成することができました。(写真参照 具体的数値に関しては控えさせてください)
本年は、年初から急ピッチで、実際に経済性の出せるスペックの地熱発電装置の製作に入りたいと思います。装置を納めるコンテナハウスも試験場に設置いたしました。(写真参照)弊社のような規模で、どれだけのクオリティの装置ができるかは未知数でありますが…次から次へと訪れるであろう難問難関も、「地球環境および生命の持続への貢献」の経営理念の基、分析+α 、COP 21 で採択された目標達成に一助たるべく、頑張ってまいる所存でございます。
本年も変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申しあげます。