社長挨拶
18世紀にイギリスで起こった産業革命以降、人類はより効率的な生産システムを開拓していき、今日のような快適な暮らしを享受するに至りました。しかしながら、それは地球資源の浪費や地球環境の破壊という代償を伴って成り立っていることは、周知のことでありましょう。
移動・物流・通信のシステムの進化は、人・物・情報の垣根をなくし、人類の産業活動はさらに活発化してきております。中国・インド・ブラジルといったBRICsの発展は言うに及ばず、東南アジア・アフリカ諸国の方々も、より豊かで便利な生活を求め、経済発展に励んでおります。
現在、世界人口は70億人を突破し、西暦2050年には、世界の経済規模が今の3倍になると言われております。ますます、資源・エネルギーが必要とされ、鉱山からは金属を、油田からは石油を採掘するようになります。山は自然の景観を損ない、海は油漏れで水鳥が害を受けます。
シェールガスやメタンハイドレートといった新たな化石エネルギーも登場してまいりましたが、CO2による地球温暖化による気象変動と自然災害は、もはや現実のものとなってきており、無制限に使用し続けた場合に訪れるクライシスは、甚大なものに違いありません。
このような時代の要請から、弊社は、環境・資源・エネルギーの分野において、技術的なサポートをさせていただいております。弊社は、分析・コンサルティング・エンジニアリングの3部門を柱に、時代のニーズに対応すべく、日々、業務に励み、技術・ノウハウを磨いております。
弊社は、先人より受け継いだ豊かな地球環境を守り、次世代へと引き継ぐべく、「新環境技術クリエイター」として、時代の要請に対応すべく、創造的な仕事に挑戦してまいりますので、今後も、ご指導ご鞭撻ご愛顧の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
[ 金属資源再生について ]
金属資源は、古代農耕用のクワとして用いられたときから、我々の生活には不可欠なものであります。最近は、産業活動の規模が拡大し、素材インフレのような状況にあります。不足分の資源は、天然鉱山を採掘して得るのですが、それは環境破壊を伴います。一方、不要となった電化製品、機械製品は廃棄されますが、その廃棄物に含有する金属は、天然鉱石と比べると、はるかに高濃度であります。我々の業界では、このような廃棄物を総じて都市鉱山(urban
mine)と呼び、大変重宝しております。
一例を挙げますと、携帯電話やコンピュータの電子基盤から、金を再生することができます。他にも、いろいろと事例はありますが、金属資源再生がビジネスとして成立する形となっております。
どんなものでも、どんな形態であっても、また金属でなくても、もし廃棄物でお困りのことがございましたら、ぜひとも御一報くださいませ。
経営理念
組織図