高純度インゴット分析
スクラップから目的金属を抽出し粗インゴット(金属塊)として精錬したが、その品位を証明したい。粗インゴット純度分析のご依頼がありました。
蛍光X線装置にて、概ねの純度を把握したところ97%以上あると推測されたため、差数法(純度=100-不純物 %)を用いることにしました。粗インゴットを酸で溶解し、マルチタイプの誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP-AES)で検出された不純成分及び原料成分表を参考にして不純物12元素をピックアップしました。その12元素を低濃度までICP-AESで求め、差数法により純度を算出しました。