廃液処理
資源再生の工程には、前処理工程で選鉱を済ませた、比較的、高含有量の処理物をさらに高純度化させるために、酸やアルカリなどの薬品を用いる精製工程があります。 有価物である金属は精製分離、高純度化され回収されますが、不要物である廃液を生じさせます。周辺環境の保全、魚介類経由による人への健康被害の防止への配慮から、廃液を無害に浄化する必要がありました。
まず、現場において発生する廃液をビーカーテストにおいて試験作成し、成分分析を行いました。廃液に含まれる金属成分量などから、廃液処理方法を選択し、ビーカーテストで試験浄化を行い、浄化できることを検証した上で、廃液処理設備の仕様選定と設計を行い、廃液処理設備を現地へ施工いたしました。 ものづくりに必要な金属資源の再資源化精製を、地球環境に低負荷で実現させました。