2014.02.06 排ガス処理装置
Yです。ここ数日気温の変化が激しいですが、皆様もお身体に気を付けて下さい。今回は、弊社設備の紹介をいたします。
それは、縁の下の力持ち「排ガス処理装置」です。
原料分析の場合、前処理時に化学反応でガスが発生します。 原料の素材・使用薬品などで異なりますが、主に酸性ガスである水素、塩化水素、塩素、窒素酸化物等が出ます。
これらのガスは局排で外気に放出するのですが、 有害なガスもあるためここで排ガス処理装置に働いてもらいます。
湿式スクラバーという装置で、プラスチックの充てん物に洗浄液(アルカリ溶液)を噴霧して水膜を形成させ、先の排ガスを接触(通過)させます。
洗浄液は循環させますが、酸性ガスを処理すれば当然pHは下がるため常にアルカリ性であることが求められます。これは、日常点検での確認事項となります。
分析の世界で普段はあまり表に出ませんが、とても重要な役割を担っているこの排ガス処理装置。弊社の試験成績書をお手にした時、少しでも思い出していただければ幸いです。
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