2018.02.17 春の気配
今年の寒波は異常ですね。温暖な浜松市にある弊社も例外ではなく、設備の水管凍結で四苦八苦しています。
Yです。それでも立春を過ぎたせいか、何となく「春の気配」を感じてきました。
正月、愛知県境の道路を運転していたら、「トキワマンサク群生地」の標識に気づきました。
ここから車で20分程度の乎那の峯(浜松市北区)にある県の天然記念物は数回観ていますが、この地は知らず見頃が2月中旬~下旬のため、この日を待って現地に出向きました。
あれれ、何も咲いていない・・・。そうです、こちらの「トキワマンサク」の開花は4月中・下旬で乎那の峯は「マンサク」。同じマンサク科でも別の属でした。こうなると、どうしても開花を観たくなる性分でして乎那の峯までGO~。
まだ満開前って感じ。元来、梅や桜のように見栄えのする花ではなく、まだ花木のない早春の山間で「まず咲く」が東北訛りで「まんず咲く→マンサク」になったとか(諸説あり)。この地は、万葉集でも歌われています。「花散らふ この向つ峯の 乎那の峯の ひじにつくまで 君が齢もがも」(東歌 巻14 3448)
こんな地味な花の良さを感じるのは、日本人特有で欧米人には困難かも(自説です)。
乎那の峯近くに、この看板で有名な蜂蜜屋さんがあります。 「マンサク」を観た後に食べれば、なお一層「春の気配」を感じるかもしれませんよ(自説です)。