2023.09.01 敬天愛人
連日の猛暑で、皆様ご苦労なされていることと存じます。「暑さ寒さも彼岸まで」、もう暫くこの暑さを楽しみましょうか。
私は夏期休暇を利用して、南九州旅行を楽しみました。新幹線の遅れでスケジュールが狂いましたが、何とか半日は鹿児島市内の史跡巡りを。
明治10年2月に勃発した「西南の役」の最終局面、城山籠城からの西郷隆盛・薩摩軍を辿りました。最初は、城山の「薩軍本営跡」。350余名となった兵とともに、西郷は鹿児島の街を一望できる城山に立て籠もり、ここを本営としました。石碑がありますが、ちと分かりにくい場所です。ちなみに官軍の兵は5万人(諸説あり)でここを取り囲んだそうです。
その後は圧倒的な兵力の違いに対抗できず、山を下ったこの地に洞窟を掘り、最後の5日間を過ごしたそうです。
そして、明治10(1877)年9月24日未明に始まった官軍の総攻撃により、ここから600m程度下った岩崎口に。「晋どん、もうここでよか」別府晋介の介錯により最期を遂げました。「西郷隆盛終焉の地」として石碑が建立されています。
西郷らの遺骨は、明治13(1880)年に建立された「南洲墓地・神社」に祀られています。西郷の左側は「桐野利秋(中村半次郎)」、右は「篠原国幹」の墓石です。戦死した薩摩軍2,203名の兵士が眠っています。
(全くインスタ映えしませんが、隣接するcafé?から)
実は私、このコース今回で3回目。けど、毎回その場でその時代の風を感じます。機会があれば、もう数回は訪れたいです。
以下、余談 翌日みやげ物産館に立ち寄ったら、「焼酎 限定品 薩摩桐野」が目に入りました。
そうです、「桐野利秋(中村半次郎)」をモチーフにした芋焼酎。速攻で購入しました、美味です。